光光太郎の趣味部屋

Twitter感覚で趣味や心情、言いたいことをつらつらと。

オリジンタビュー、そして忘備録

趣味の話を聞くオリジンタビューもやり始めてもうすぐ1年。一度「自己紹介」をしてみよう。

 

オリジンタビュー実施までの経緯

人と話すのが好きだ。「おしゃべりだもんね」と言われるし当たってはいるが、話を聞くことも大好きだ。特に趣味の話は格別で、どんな信条のもと何を切っ掛けにしてはじめ、どう楽しんでいるのか。同じものでも好きな理由や楽しみ方は人それぞれで、完全に重なるものはない。「好きなこと」を聞くことは、その人自身を聞くようなものだ。

 

コロナ以降、話の場が極端に減った。趣味の話どころか雑談すら難しい。ついでに引っ越しもしたので友人も近くにいない。「話したい欲」が高まる中でTwitterに音声配信機能の「スペース」が実装され、様々な人が趣味の話をしまくっている…。ものすごく、羨ましかった。Twitterでフォローしている方々の話はどれも面白い。でも聞いていくうちに、いや元々あった願望として「なぜその趣味を始めたのかが知りたいなぁ」という思いがあった。

 

そこで考えたのが「趣味を始めたきっかけを伺う、インタビュー形式のスペース」である。これなら趣味の話を聞けるし、自分とお相手とで楽しくしゃべるのが目的だからリスナー0でも問題ない。誰かに聞いてもらうため、大勢に聞いてもらう為に頑張るのではなく、ゲストがマイペースに楽しく話していただけることを第一にやっていこう。

 

そんなこんなで始めて2022年9月17日現在、23回まで行えた。出演を快諾して頂いた方々には感謝しかない…。そして第1回目のゲスト、シキポンさんから、オリジンをインタビューするから「オリジンタビュー」という名前も頂けた。今後もどんどんやっていきたい。何故なら、楽しいから!!

 

 

インタビュー概要

何をするか

趣味の始まりをインタビューする。というものの、形式ばったものではなくざっくばらんな雑談である。

 

出演依頼

TwitterのDM等で行っています。何について話して頂きたいか提示し、出演を許可頂ければ日時を決めます。

 

準備

「お話のネタ」を事前にお送りし、ある程度の道筋をつけますが、お相手が話したいことが最優先!ですし横道それるのもOK。基本お聞きしているのは次の3つ。

  • その趣味を最初にしたのはいつ?
  • 趣味にしようと決めたきっかけ
  • その趣味にしかない楽しさ、魅力

 

実施

Twitterのスペースにて行っています。一番やりやすいから。許可頂ければ録音もしています。

 

 

ブログで忘備録

23回目の行ったオリジンタビューにて「今回のインタビュー、光太郎の主観ありでいいからブログで簡単にまとめてもらえないか?」と言われた。確かに文字ベースで簡単に振り返れるものがあれば自分にとっても便利だ。やってみよう!

 

ということで、お相手に許可頂ければブログにて忘備録を残していこうと思う。指針としてはこう。

  • 短く簡潔にまとめる。1000字以内目標。長い録音聞き返すのが大変なのに1万字以上書いてどうする。
  • インタビュー全内容は書かない。プライベートな話もあるし、何より長くなる。光光太郎の主観において編集をする。
  • 光光太郎が聞いてどう思ったか、感情を入れる。

過去分も許可頂ければやっていこうと思う。

 

 

オリジンタビューは何を話してもいい

企画当初、一対一だし対面じゃないから30分程度で終わるだろうと考えていたが毎回2時間近くやっている。楽しいから続いちゃうのだが、決して「長く話せる、深く語れる趣味じゃないといけない」わけではない。最近はじめたものでも、軽くやってるのでもなんでも良い。メジャーなものでもウルトラニッチでもいい。なんでもいいのだ。

もし自分でやるなら、レゴ、写真、お弁当、散歩、風呂、サイクリング、食べ歩き、甘いもの、好きなお菓子、コーヒー、酒、昼寝…いくらでも出てくる。なんでも、いいのだ。そしてオリジンタビューは持ち込みOKである。話したいことを話そう!

 

未来のお相手の方々、どうぞよろしくお願い致します。

映画:ドライブ・マイ・カー

フォーラム山形にて鑑賞。

3時間一切飽きることなく食い入るように観てしまった。面白かった。全編会話劇だが映画的な情報提供も感情も動きも止まることなく常に物語がアクションし続ける。最初の最初からその仕掛け作りは始まり、30分目辺りで完璧に仕上がる。後は楽しむだけ。素晴らしかった。

長いし喋りまくるしでタランティーノ映画っぽいなと思ったが、ジャンゴ以降のそれのように長台詞そのものに意味を持たせるタイプ。演劇や演技が題材であるし劇中劇が物語とリンクしているので、日常シーンでも演劇シーンでも言葉の裏、語り手の真意を観客が読み取らずにはいられないように仕向ける。

車の中で長台詞や問答が続くものの、前ツイートで言ったように言葉を深く読み取るよう促されているので緊張感は抜けない。更に冒頭で車内からの事故を見せることで車の中は安全ではないと刷り込みされる。きっかけひとつあれば途端に破滅してしまうような、そんな緊張感が車自体に生まれる。

本当にずっと喋りっぱなしだが「話す」以外の動作が必ず伴っているので映像は止まらない。語りも映像も止まらないから物語も停滞することなくアクションし続ける。だからこそ長尺であっても飽きずに見続ける事が出来る。とても丁寧な、サービスの行き届いた「娯楽映画」になってると思うな。


こういう感想は不謹慎かもだが、西島秀俊になら抱かれてもいいと思った。この西島秀俊はエロい。撫で肩と引き締まった肉体のギャップ。霧島れいか演じる妻がセックス中に西島秀俊の逞しい胸を撫でたり揉んだりするんだけど、女性が男性の胸に欲情するシーンなんて初めて観た。

妻とのセックス中、西島秀俊演じる主人公は妻の下にいる。ドライバーを演じる三浦透子と話すときも、後部座席たったり階段の下だったりととにかく「下」にいるのが目立つ。それがどう変化していくか。映画だよなぁ…。

映画:アンチャーテッド

フォーラム東根にて鑑賞。

確かに大味かもだが滅茶苦茶楽しいアクション大作だった!トム・ホランドの魅力をたっぷり堪能できるスター映画としても無類に楽しい。お話はマジであって無きが如しだけどこのご時世で引っ掛かり最小限にして楽しい娯楽作品作ってるだけで凄いとは思う。

007でインディージョーンズパイレーツオブカリビアンなのをトム・ホランドがやってんだから嫌いなわけ無いんだよね。あと5本作ってくれ!

トム・ホランド、体もその動かし方もとにかく美しい。手や足の使い方まで本当に見惚れる。アクションの芸術家と呼びたい位だ。どうみてもピーター・パーカーな髪型と衣装で出てるしアクションも生身ピーターっぽいのは狙ってやってんだろうけど、細マッチョでなく最早マッチョな肉体を見せることで「子供でなく大人ですから別人ですよ」とも示してるかなぁ。トム、最高です。
異世界転生したピーター・パーカーが宝さがししてんのかって位、トム・ホランドがピーター・パーカーしてる。前もツイートしたけど姿勢衣装仕草髪型アクション何から何までピーター・パーカーで開き直りもここまでくると清々しい。でも今回のピーターは「いいオッサン」と組めて良かったね…!


アンチャーテッド吹替、千葉繁さんがノーコントロールなのだけ注意かな。それ以外は最高。
ペルソナ5実写化するときはトム・ホランドでよろしく!

映画:コーダ あいのうた

Both Sides Now

Both Sides Now

  • CODA Soundtrak
Amazon

フォーラム東根にて鑑賞。

久し振りに映画館で泣いたな…。ロマンチック過ぎる。手話映画、演技の情報量がとてつもなく多くて全く飽きることなく楽しめた。こんなにも、こんなにも豊かだとはね。

主役家族はデリカシーが皆無なだけでお互いにしっかり思いあっていたし反省も出来る人達だから、事前に身構えていた「家族の呪い」系では全然無かったね。寧ろ思いあっている気持ちをどう伝えるかという映画だった。

この映画はすげぇとのめり込んだのはルビーが歌う時の気持ちを手話で表現するシーン。歌唱技術だけでなく表現したい根っこの部分こそが魅力的なのだと分かるし、言葉でなく手話の方が伝えられるというのは彼女自身の人生を観客へ伝えることでもある。演出にもなってるのだ。

手話で唸ったのは漁業集会でお父さんが&ルビーが話すシーンで、三重の意味が込められてる。

・物語→組合結成のきっかけ
・手話の必然性→あの空間でイニシアチブをとり皆へ意見を伝えられるのが手話+訳だけ
・演出→文脈関係なくその場のコメディとしても面白い


全く上手く説明出来てないけど、ほんとあのシーンは凄い。物語も動くし手話を使う必然性もあり、コメディシーンにもなってる。エターナルズしかり、手話を使った作劇には無限の可能性があるなと思ったね。

これ突き詰めるとサイレント映画に行き着くか?と思ったけど、サイレントの表現と手話とは似てるけど異なるものだろう。


ふと思ったが、手話でもスラングとか創作とかいっぱいあるんだろうな。コンドームのくだりは申し訳ないが笑っちゃったよ。手話で話してる人は手での表現が巧みすぎる(笑)


コーダとかスクールオブロックみたいな、音楽や歌を学ぶことで自分を表現していく展開に弱すぎてボロボロ泣いちゃう。自分を抑え込んでいるな…と察してそういう教え方をする先生もいい。

こんなにもポリティカリコレクトネスに溢れてそうな題材なのに鼻につくような箇所はほぼなく、軽快に進んでいくのがとても良かった。やろうと思えばもっとリアルにシリアスに重い話にも出来るんだろうけど、これはそういう映画じゃない。あくまでもロマンティックなお話なんだ。

映画:カサブランカ

Amazonプライムで鑑賞。

第2次世界大戦にアメリカが参戦する直前の作品。ヨーロッパからアメリカへ亡命するために訪れるのがカサブランカ。主人公リックは中立地帯としてのバーを経営している。そこへリックの昔の恋人であり一方的な別れを告げた彼女が旦那と共にやってくる。2人は亡命の手助けをリックへ求めるのだが……。ロシアによるウクライナ侵略が進む今観るのはタイムリー過ぎて辛かった。

当時の世界情勢が色濃く反映された作品であり、各国の思惑が中立地帯であるカサブランカ及びリックの店で様々に交錯していく。ここら辺はWikipediaにも詳しく載ってるし感想探せばいくらでも掘れるだろう。リアルタイムな政治ドラマとして面白いのは勿論だが、本作の最も面白いとこは至るところに込められた「粋」な台詞の数々だ。

ハンフリー・ボガート演じるリックは「粋」の第一人者であり、粋すぎてキザになるギリギリ手前を歩んでる。素直に感情や意見を言うのではなく、豊富な語彙力を用いて絶妙にはぐらかした表現で話すので全部の言葉に含みが出てしまっており、それを「粋」と感じてしまうのだ。そんな昔のことは覚えちゃいないな、そんな先のことは分からんよ、、なんて実際言われたら怒り心頭だが「孤立主義を気取って自分以外関心無いように振る舞っている」というリックのキャラクター表現にもなっている。

ただリック以外の登場人物達もストレートに感情を出すことは少ない。意図を見せつつも表現を変え巧みに懐へ迫り目的を達成しようとする…カサブランカでは素直さは命取りになるってのは、スリやボッタクリのとこでもよく分かる。だからこそ、ふとした箇所で噴出するストレートな表現に心うたれてしまうのだ。特にバーでの歌合戦は白眉だろう。金色のガッシュ!ファウード編序盤を思い出して笑ってしまったのは内緒。


特撮ホラー周りで嬉しい配役なのはリックの友人?である警察署長を演じるクロード・レインズだ。ユニバーサルの「透明人間」や「オペラ座の怪人」で主演をはっていた俳優で、本作でも抜群の存在感。彼とリックの軽妙なやり取りで事が始まり、そして終わる。ハンフリー・ボガート共々「粋」を見せ付けてくれる〆方が最高。

映画:サイコ・ゴアマン

サイコ・ゴアマン(字幕版)

サイコ・ゴアマン(字幕版)

  • ニタ=ジョゼ・ハンナ
Amazon

U-NEXTで鑑賞。タツキ先生イチオシ映画らしいが、でしょうね!


倫理観0!子供の悪ノリが続く極悪非道な映画だけど当人達がめちゃくちゃ楽しそうだからつられて笑顔になってしまう。しかしお話自体は「大人と子供のバディもの」なプロットに忠実だったり、起承転結がしっかりしていて飽きない構成になっていたりと作りは丁寧。面白かった!

宇宙暴走族ボーゾックだけが登場する激走戦隊カーレンジャーみたいな話だしモンスターの造形は揃いも揃って東映イズム全開、最後の戦いは廃工場でしかもカット割りが完全に平成ライダー。俺は本当に洋画を観たのか?

全編ふざけたおしてるけど、伏線も見事に回収するから映画的な快感がしっかりある。それがSFとコメディとホームドラマ的な規模の小さなドラマとにバシッとハマってて。低予算!残虐!グロ!をうたってるけど、本当に真面目にしっかり作られたエンタメ映画だと思う。アッパレ。

この映画はとにかく子供の視点だけで作ってる。人間の尊厳について想いを馳せる前、命の大切さが分かる前の時期の話だから!という体をとってるけど、ならあの街の住人全員小学校低学年レベルの倫理観だからな!!!!

映画:ヘドロ人間

ヘドロ人間(字幕版)

ヘドロ人間(字幕版)

  • ロバート・ハットン
Amazon

ヘドロ人間(劇中ではスライム人間と言うし原題もそっち)をAmazonプライムで観た。


地下からやってきた驚異のヘドロ人間!ロサンゼルスを霧に包み地上侵略を企む彼等に人類は勝てるのか…。完全なZ級映画だけど、演出でも設定でも「霧」が目立っていて個性はある。弱点探しとサバイバルとで進む話はタイトだしシミュレーションものとしても面白い。


ヘドロ人間の造形は極端にチープではないし、低予算にしては作り込まれてる方だろう。3体出てくるから、ギリギリ集団で襲われる恐怖も作れる。惜しむらくは劇中で散々言われる湿り気が全くみられず、むしろカピカピに乾いているように見えるとこだろう。