光光太郎の趣味部屋

Twitter感覚で趣味や心情、言いたいことをつらつらと。

光光太郎の映画テン年代ベストテン

こんにちは。

光光太郎です。

 

先日Twitterを眺めていると尊敬するブロガーの方がこんな記事を書かれていた。

www.jigowatt121.com

2010年代があと1ヶ月ちょいで終わる…2000年代の終わりには思いを馳せなかったが流石にこの10年は、中学から就職までは濃密だった。人生が形成された時期と言っても過言ではない。そして、映画を趣味にしたのもこの10年である。

つまり「映画テン年代ベストテン」を考えるのは自分の実人生と趣味人生を考えるのと同義なのでは…なんて重さは抜きにして、この企画に乗ってみるっきゃないでしょと!

 

そんなわけで、ワッシュさん発案のベストテン企画、やってみるぜ!

washburn1975.hatenablog.com

 

 

第10位「仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!」(2012年日、坂本浩一監督)

仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!

 

高校3年の夏に地元の映画館で観て「泣く」初体験をした作品だ。

仮面ライダーの夏映画は本編の総決算的な内容が多い。今作は正に、仮面ライダーフォーゼが1年間何をしてきたのか?を示し切っているだろう。ダチはダチを呼ぶ、ヒーローはヒーローを作る。恩返し構造は前作の「運命のガイアメモリ」でもあったし映画館でも観たが、私は今作の徹底ぶりにこそ初めて涙を流した。というか神保悟志の「分かった」というセリフで号泣した。これ以降涙もろくなったなぁ…。

 

 

第9位「スポットライト 世紀のスクープ」(2015年米、トム・マッカーシー監督)

スポットライト 世紀のスクープ (字幕版)

 

何度も観返してるわけじゃないのだが、挫けそうな時はいつも今作を思い出す。正しいことをする難しさ、それでも貫くべき意義。それを実話ベースでじっくりと、それでいてエンタメ性たっぷりに描く。

 ただ面白く正しく勇気を与えるだけでなく「ちゃんと情報を受け取れよ」という鋭い指摘もしてくる。やはり、どうしても忘れられない映画だ。

 

 

第8位「パシフィック・リム」 (2013年米、ギレルモ・デル・トロ監督)

パシフィック・リム(吹替版)

 

やはりテン年代でパシリムは外せない。

今でこそ怪獣やロボットが大スクリーンで大手を振るって登場するが、それはパシリムがあってこそだ。巨大(ここ重要)ロボットが巨大怪獣と接近戦をする!地に足付けて雨の中殴り合う!これを最大限盛り上げるための数々の「タメ」演出。更に地盤を固める分かりすぎた美術デザインの数々。海外監督の計算高さと熱い思いにうたれ最強の吹替陣を用意した日本ワーナー。そしてそれに応えまくったファン達…パシリム以降「ファンが作品を支える」流れが一気に活発化したと思う。

4DX初体験は今作だったか…大学の教授が何人か観に来ていたのを覚えている。大学のスクリーン使って上映会もしたなぁ…。

テン年代とは、巨大特撮の氷河期が全世界規模で終結した年代であり、その口火を開いたのが「パシフィック・リム」なのだ。どう考えても、そうなのだ。だろう?

 

 

第7位「アメイジングスパイダーマン2」(2014年米、マーク・ウェブ監督)

アメイジング・スパイダーマン2 (字幕版)

 

初鑑賞時に怒り狂ったのを覚えている。こんな詐欺宣伝があるかと!全然3人ヴィランじゃねぇじゃん!!!!とね。駄作だと思った。元々「アメイジングスパイダーマン」も好きじゃなかったし…。

しかし大学の先輩からBlu-rayを借りて観なおしたら冒頭から号泣してしまい、それ以降何度も観返している、大傑作だ。この間その先輩と一緒に友人宅へ泊った時には「ちょっとだけだから…」と言いつつ2時間30分近くある今作を全部観ていた。

何故こんな手のひら返しをしたかというと、アメスパ1、2を通しての「因果応報」と「ままならなさ」そして「ヒーローの意義」というテーマに、ラストに流れるあの音楽に心底胸を打たれたから。今では「スパイダーマン2」と同じくらい好き。

これ以降ずっとアンドリュー・ガーフィールドを応援してます。「ハクソー・リッジ」もいいよ!

 

 

第6位「クリード チャンプを継ぐ男」(2015年米、ライアン・クーグラー監督)

クリード/チャンプを継ぐ男 (吹替版)

 

これも思い出深い作品だ。

幼い頃から父親にロッキーシリーズやランボーシリーズを観させられてきたが、 良さが分かったのは大学に入ってから。「ロッキー・ザ・ファイナル」でロッキーが息子に語る言葉に泣いた。父母の前でね。

そして映画館で今作を観て、Blu-ray発売されてから父と一緒に観た。前述したように父はロッキーに思い入れが滅茶苦茶あるし、近年のリメイクや続編にはあまり関心がないので正直不安だったが、観終わった後に「いい映画だったな」と一言。嬉しかった。「クリード 炎の宿敵」を一緒に観た時も同じことを言っていた。

bright-tarou11253350.amebaownd.com

前のブログで書いた感想。いつか引っ越しさせよう!

 

 

第5位「君の名は。」(2016年日、新海誠監督)

君の名は。

間違いなく内容について一番考えた作品だ。

初見では全く意味が分からなかったし震災後にこの内容はどうなんだと憤りもあったが、何故か嫌いになれなかった。その後2か月に渡って「何故この映画はこういう内容なのか?」を考え、再鑑賞した際には泣いてしまった。それ以来劇場でも何度も観て、Blu-rayでもずっと観ている。作品として面白いのは勿論だが「映画を考える」ことの面白さ満足度がずば抜けて高かった。

あと、今作の楽曲や感想を共通言語として、映画をあまり観ない色んな人とコミュニケーションとれたのも思い出深い。映画はコミュニケーションツールになる!映画を趣味にして本当に良かった。

bright-tarou.hatenablog.com

 

 

第4位「若おかみは小学生!」(2018年日、高坂希太郎監督)

若おかみは小学生!

 

人生で初めて「布教用」としてBlu-rayを買った作品。

当初は絶対に観ないと思っていたがあまりの評判故に観てみたらやられた、というオーソドックスな体験をした。公開終了直前に観て、親子連れのお母さんが鼻をすすっていたのをよく覚えている。私も子供が頑張る系の話には弱い。トッキュウジャーのOP聴くと今も泣く。

今作は、考え方一つで人は前を向ける、という話だと思う。映画や本、アニメ、特撮ドラマは様々な「考え方」を提示する…子供達に向けた作品ならば猶更だ。作り話が存在する意義を描いた映画とも言えるかも。思えばテン年代は「フィクション」と向かい合い続けてきた10年間だった…。

 

 

第3位「映画 HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」(2018年日、 宮本浩史監督)

映画HUGっと! プリキュア?ふたりはプリキュア~オールスターズメモリーズ~Blu-ray

 

今を生きる子供達に、プリキュアをかつて観ていた人たちへのメッセージに一分の隙も無い、本当に優しい映画だ。

テン年代SNSの発達により実に様々な意見が世に出るようになったし、社会の暗部も目立つようになった。家族形態も特殊化した。色んな問題が常に身の回りに表示され続けるようになり、自己肯定感が低くならざるを得ない状況にあると思う。

そんな中で「思い出は力になる」「どうあっても自分は自分」「未来は白紙だからいくらでも良く出来る」という、過去と現在と未来の全てを肯定するメッセージを巧みな構成で見せた今作は、前述した通り優しい映画だ。

自分がテン年代の中で培ってきた「結局今踏ん張るしかない」というモットーにもドスンとハマるテーマだったので、観てからしばらくは思い返し泣きが止まらなかった。仕事中も何度も泣いたな…。

 

 

第2位「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014年米、 アンソニー・ルッソジョー・ルッソ監督)

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (字幕版)

 

MCUの中で選ぶなら、一番好きなこれ。MCUを本格的に追う切っ掛けであり、映画にのめり込んでいく切っ掛けでもある。エンドゲーム劇場鑑賞時のあの感動も、今作を観ないと得られなかった。

キャップのカッコよさ、サスペンスフルな展開、超人過ぎないが故にスリリングなバトル、ユーモアのセンス、超カッコいいモダンなエンドクレジット…何もかもが完璧な作品だが「支配された安全と困難な自由」という鋭すぎるテーマを突きつけてもいる。会社におんぶに抱っこでいる現状はヒドラに支配されているのと変わりないのではないか?と自問自答する機会も増えた…。それでもやはり、踏ん張るしかないんだろう。

 

 

第1位「シン・ゴジラ」(2016年日、庵野秀明総監督、樋口真嗣監督)

シン・ゴジラ

面白さ、人生、趣味…全てにおいて自分のテン年代トップに立つのは「シン・ゴジラ」以外ありえない。

面白すぎて衝動的に続けて2回目を観たのは今作だけだし、人生においても絶対に欠かせない作品だし、映画や特撮やTwitterといった自分を取り巻く趣味の盛り上がりにおいてもテン年代でトップクラスだった。今となっては結構しんどい記憶も付いて回るのだが…(笑)。

 

初めてやったアルバイトで貯めた金をシン・ゴジラ周りのグッズにつぎ込んだ。友達と一緒に何度も観た。初IMAX体験は今作だった。頑張って書いたブログ記事が大勢の方に読まれた。本当に、映画単体以上の存在になっている。 

まぁ何よりも、テン年代でぶっちぎりに面白い邦画でもあるってことですよ。

bright-tarou.hatenablog.com

bright-tarou.hatenablog.com

bright-tarou11253350.amebaownd.com

 

 

さて、それでは順位を振り返ってみる。

  1. シン・ゴジラ(2016年日、庵野秀明総監督、樋口真嗣監督)
  2. キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年米、 アンソニー・ルッソジョー・ルッソ監督)
  3. 映画 HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ(2018年日、 宮本浩史監督)
  4. 若おかみは小学生!(2018年日、高坂希太郎監督)
  5. 君の名は。(2016年日、新海誠監督)
  6. クリード チャンプを継ぐ男(2015年米、ライアン・クーグラー監督)
  7. アメイジングスパイダーマン2(2014年米、マーク・ウェブ監督)
  8. パシフィック・リム(2013年米、ギレルモ・デル・トロ監督)
  9. スポットライト 世紀のスクープ(2015年米、トム・マッカーシー監督)
  10. 仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!(2012年日、坂本浩一監督)

 

高校時代1本、大学時代7本、社会人時代2本と、大多数が大学生の頃に観た作品となった。人格形成においても趣味においてもやっぱり大学時代が一番影響が強いなぁと。邦画と洋画は丁度半々。まぁ邦画は殆どアニメだけど(笑)。

10本の共通点を探すと、やはり「ヒーロー」や「正しさ」「今」なのだと思う。これらを考え続け、支えにして、色んな場面を乗り越えてきた10年間だった。乗り越えるだけで目指すべきものが中々見えないが、まぁ「いい人」になる為に次の10年も頑張ってみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、シリーズでいえば間違いなく「MCU」が映画テン年代を代表することになるでしょうね!!!!!!!!

【Amazon.co.jp限定】アベンジャーズ/エンドゲーム(吹替版)【「マーベル振り返りトーク」視聴券付】

おわり。