光光太郎の趣味部屋

Twitter感覚で趣味や心情、言いたいことをつらつらと。

映画:がんばれ!ベアーズ

スポーツの力…散々政治と金に利用されている言葉だが、あくまでも試合の中だけでなら夢を見たくなる言葉だ。テクニックもいいが、スポーツを通じて発露される、漏れ出てしまう人間性に魂が震えるんだなと、そう思わせてくれる映画だった。ルーパーーーース!!!


アメリカの国技、野球を通してアメリカの精神全部やる!位の意気込みをラストショットで感じたのでまた見返してみようかな。多種多様なチームメイト、生まれも育ちも関係なくプレーで力を証明する、何度負けてもチャンスはある…(信じたい理想の)アメリカだよね。


これを大人がやると色々背負って勝ち負けが重要になってくるけど、子供達のリトルリーグでやるってのがいいね。どんな手を使ってでも勝つのもいいかもしれんけど、人間性を抜き去ったらそれはスポーツじゃないんだよ。負けたら悔しいけど、リスペクトを失ってまで得る勝利なんて気持ち悪いじゃんよ?

音楽がクラシック調なのも寓話性を高めてていいね。プレイ中のズッコケシーンでもクラシックのまんまだからギャップで余計に笑ってしまう。逆にドラマの見せ場では音が一切鳴らないなど緩急もついてるから飽きない。無音時のウォルター・マッソー怖すぎ。


原題は「The Bad News Bears」で劇中でもよく言う「次はベアーズが相手!悪い知らせだ!」ってことかな。でもこれはがんばれ!ベアーズの邦題の方が好きだな。がんばれ!って言いたいじゃない。お前は自分の人生を頑張っているのか?