米津玄師:オリジンタビュー備忘録
趣味の始まりを伺うオリジンタビュー、今回は「米津玄師」で1本。お相手は「hoshi」さん。本当は「The1975」という英国バンドの話も伺いましたが内容が厚すぎて収まりそうにないので、今度これ単体で1本お伺いを立てようかと思います。
今回のキーワードは「キュレーション」「文化の繋がり」かなと。
オリジン
・音楽はTVから聴いてた。ゆず、GReeeeN、EXILE、嵐など。
・小学校高学年からPOPカルチャーへの興味が増してくる→映画、本、ラジオ、そして音楽。
・スマホはなくウォークマンで聴いていた。地元のTSUTAYAでCDレンタルしまくってた!➡地方TSUTAYAはそこ唯一のPOPカルチャーキュレーター。文化の最終防衛線。
・カウントダウンTVで「BUMP OF CHICKEN」にハマる。➡これをキーにしてJロック、バンドミュージックを掘っていく。RADWIMPSなども。メジャーとは異なる世界観の歌詞にひかれる。
TVによるキュレーションをきっかけにしてPOPカルチャー全体を追いかけていた。その中で「掘る」「自分なりの好みを見つける」面白さが、音楽は際立っていたのか。
米津玄師との出会い
・2015年カウントダウンTVでの「Flowerwall」。
・気になって3DSのYouTubeで調べて見ていた。
・「ゴーゴー幽霊船」での実験的な音楽と、バンプの影響を受けた王道ロックの「WOODEN DOLL」。
➡実験と王道、両方兼ね備えた幅のある音楽性にひかれた!もっともっと聴いてみたい…。
・BUMP OF CHICKENやRADWIMPSへの影響公言。同時代の好きなアーティストが繋がった。
他にない魅力
・前述した音楽性の幅の広さ
・音楽だけじゃなく映画や文学等のPOPカルチャーとも繋げてくれる。
➡引用元をインタビューで隠さず話すからそこに触れたくなる、更に文化が繋がっていく。またサブカルだけでなく、社会そのものにも繋げてくれる。メインストリームから語られる「メッセージ」ではなく、痛みを抱えた人だからこそ分かる「距離感」から語られる言葉が響く。
・前述した全てをまとめているのが「BOOTLEG」!(英語で"海賊版"の意味)若者のカリスマと日本のスターの丁度中間で、駆け上がり感がありワクワク!洋楽モチーフも入ってく。
→これきっかけで聞く幅が洋楽にも。更にSpotify加入で加速。
・少し年上のアーティストが、下の世代、子供達の為に歌っていると感じる。ナルティシズムではなく対象のある音楽、語り。
曲+米津玄師が語るインタビュー=文化のキュレーション。hoshiさんの熱のある言葉を聞いているとこの図式が常に浮かぶ。今回お話伺っていく中でそれを自分自身も体験しているようだった。
下のリンクで、10月末位までは聴けるはず。