光光太郎の趣味部屋

Twitter感覚で趣味や心情、言いたいことをつらつらと。

新海誠:オリジンタビュー忘備録

趣味の始まりを伺うオリジンタビュー。今回は「新海誠」で1本。お相手は「マリオン」さん。

marion-eigazuke.com

マリオンさんの映画話、レビューなどがまとまっているサイト。開設時に見に行って量に圧倒されたのをよく覚えております。

 

オリジン:新海誠との出会い

・父親がアニメ、漫画好きで幼少期から身近ではあった。

・ケーブルテレビで流れていたエヴァンゲリオンセカイ系を浴びる。

・映画は洋画メインだがアニメも触れていた。

 

・大学時代に「秒速5センチメートル」を何気なくレンタルしたのが初めての出会い。ニコニコ動画で同作題材のMADを観て「切なそうな物語だな…」と記憶に残っていた。

・一人で深夜に観て、大号泣。物思いにふける。最初モノローグに否定的だったが、鑑賞重ねるうちに繊細さに惹かれていった。「秒速」は特に、叶わなかったノスタルジーにやられてしまう。

➡一人、深夜、家で観るの三連コンボだからこその唯一無二の体験。

秒速5センチメートル

 

新海誠を追いかけていく

・「秒速」「言の葉の庭」の2作が決定的。他のSF色強い監督作に対してこれらは現実ベースなので、新海誠が描く繊細な心情描写やモノローグが活きていた。

・「言の葉の庭」は家で鑑賞。自分をさらけ出し、弱さを見せ合う「人と人との距離感」に惹きこまれた。

・「雲の向こう、約束の場所」「星を追う子ども」はワンシーン単位で見るべき所はあるものの、長編映画として上手く成立しているとは言えず…。

・「君の名は。」から劇場鑑賞開始!最初は不安が強く、特にSF要素絡んでそうだと予告で感じてからは更に不安に…。実際観てみると長編映画のエンターテイメントが出来上がっていて驚愕!

・出会って終わるのは新海誠じゃないやろ…!と憤りもあったが、監督なりのエールだと意識が変わった。

・「天気の子」も最初は不安強かったが、前作とは真逆のゴミゴミした東京描写に惹きこまる。そして線路疾走シーンで号泣。新海誠作品における線路の文脈や「愛にできることはまだあるかい」の名曲っぷりもいい。監督作の中でもトップクラスに好きな作品になるものの「秒速」の頃のノスタルジーにはもう戻らないのか...という寂しさも。

天気の子

 

新海誠作品の独自性

・「君の名は。」「天気の子」どちらも初見は困惑した。でもこれは新しいことへ挑戦しているから。世界の今を見て毎度映画つくりを更新しているので、観客の期待とズレることもある。しかし、噛みしめてみると良さが溢れてくる。

・「これが僕です」をお出ししてくる、変わらない作家。初期作からモチーフや演出手法、伝えたい事のキモが一貫しており、時流に合わせて角度や深度を変えて作品のカラーを変えている。オマージュモロも「これが好きな僕」ということ。

・大きなキーワードは「人と人との距離感」。誰かと繋がっていたい、でも繋がれないんじゃないかという不安も同居する...この繊細な描き方が大好き。「人と人との距離感」を得意とする作家は他にもいるが、初めて触れたのが新海誠だから、やっぱり新海誠が好き。

 

 

marion-eigazuke.com

これも聴こう!

 

スペースの音声をアーカイブ化していくことにしました。第1回が、これだ!

https://open.spotify.com/episode/4AQSl90sVKO7i1wC71IMrE?si=1iwhaffORcOBEetkZWfkxQ&utm_source=copy-link