光光太郎の趣味部屋

Twitter感覚で趣味や心情、言いたいことをつらつらと。

映画:タイトル、拒絶

メンタルがた落ちの時に観てしまい追い討ちを食らった思い出深い映画になった。伊藤沙莉目当てで乗り込んだら人生のどうしようも無さを叩き付けられ、えらい目に会ってしまったわ、、。

伊藤沙莉は本当に素晴らしい役者さんだ。声質もさることながら丁寧さと粗雑さ噛みつきを両立出来るのがいい。おい助けろよ!おい!助けろって!

主要人物の問題は何一つ解決せず、ほぼ全員がボロボロになって映画は終わる。底辺での停滞でなく絶望の底の底に堕ちるのは救いなのか?掃き溜めに甘んじていると思ってた奴らの本性が暴かれるのは前進なのか?人生の敗者を気取ってる時に観るもんじゃなかったよ!


この映画は誰かと一緒に観るべきだった。感想を言い合いたい、と言うよりも聞きたい。誰に共感するか、逆に全員分からないと思ったか、人生観が変わったか……話し合いたくなる作品だ。

自己肯定感の低い人を勇気づける映画では決してない。そんな人を徹底的に痛め付けてドン底まで言葉責めして、これ以上てめぇの甘ったれた自意識に溺れてたら死ぬで?ってナイフを突きつけるような奴だよ。生きるか死ぬかしか選択肢がない、厳しすぎる。俺は逃げたね。