映画：トゥモロー・ウォー
ものすごくどうでもいいんだけど、クリプラのこの口、凄く「トゥモロー・ウォー」っぽくない？いや、ほほの感じはゥっぽいな。こういう絶妙な表情の映画は観たくなるぜ。明日みよ。 pic.twitter.com/XYfROQVbMZ
— 光光太郎 (@bright_tarou) 2021年7月4日
トゥモロー・ウォー、観た。面白かった！
娘と世界を救うために未来で戦うSF大作。何故これを映画館で観れないんだ…！明確な目的と状況説明によってゲーム的な面白さのある序盤から、伏線を回収しつつバリエーション豊かな見せ場を作る終盤まで一切だれずに突き進む正にエンタメ映画だった。最高！
描写不足ゆえに展開が分からず頭を悩ませる場面が全く無かった。思い返せば？もあるだろうけど、少なくとも鑑賞中は無し。直後に起きる展開や今後の目標を丁寧に説明するからだろう。タイムパラドクスが起きないとか、タイムスリップの制限とかもなるほどシンプルで分かりやすい。
分かりやす過ぎるのが欠点と言えるかも。父と子のドラマも軽くは無いが累計的で意外性は殆ど無い。しかし140分間退屈せず頭を悩ませることなくエンタメに浸らせてくれるならもう大満足ですよ。敢えて言うなら、サブメンツのドラマをもっと描いて欲しかったな。終始クリプラがメインだからね。
この分かりやすさはファミリームービーだからなのか？と思ったけど、未来への転送ミスで起こるエグい事態はR15クラス。高いところから落ちると人はどうなるか？どれくらい痛いか？を教えるという意味では教育的なのか？？
未来への転送描写はかなり好き。CGと身体性の合わせ技で「引っ張られる感」がよく出ていた。一瞬で終わるんじゃなく数人ずつ、ゆっくりと転送されるのも盛り上がるねぇ。転送の仕組みは分からんが、転送に伴うルール説明は丁寧だから頭を悩ますこともない。どうでもいいけど、最初の転送は横向きか？
徴兵された時の格好のまんま、しかしタクティカルウェアは羽織って軍用装備で戦うってのは中々新鮮。アウトドアやスポーティーな格好はともかく、スーツ着てる人もいなかった？銃の持ち方だけ微妙に様になってるから余計にちぐはぐで面白い。
敵も非常に分かりやすいというか、何度もSF映画で観たような奴等と設定なんだが盛り上げ方が的確だからか恐ろしい奴等にしっかり見える。対決する舞台や味方の状況、目標、勝ち方どれをとっても毎回異なるので長尺のアクションも苦にならなかった。ラストバトルは状況も視界も明瞭で熱い。いいね！
