光光太郎の趣味部屋

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映画:クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園

映画クレヨンしんちゃんなら観ないわけにはいかない。終了ギリギリ、1日1回になっていたが子供連れが多かった。


既に感想で大体の流れは分かっていたもののそれを更に越えて、いい物を観れたので満足。ただ、馬鹿馬鹿しいアニメーションや展開は終盤に集中してるので途中がしんどい。

今作は、最近増えてきた悪役を作らない物語だったと思う。どうしても悪をおくなら階級学歴社会や時間になるだろうけど打ち倒すべき巨悪とは違う。2段階目までのクライマックスでは勝敗が目標になるが、最後は友達同士の意地の張り合いになる。何かを倒して終わりじゃなく、むしろそれらは前座に過ぎず、自分と友達へ向き合うことが決着になると。アメリカのアップデート・ティーンムービーを思い起こさせる流れだ。

クライマックスが連続しても全く飽きず更に握りこぶしをつくり応援させられてしまうのは、やはり脚本の力だろうか。集中力が切れる終盤であっても納得させられる情報整理力というか…疲れてきたからこそシンプルな感情で動くしんちゃん達を応援したくなる。

階級社会学歴社会それを受け入れちゃう側をストレートにやり過ぎてて、怖かった。笑えないわ。


青春に無駄なんてない!ってのはいいんだけど、そこを言い訳にして本当に無為に過ごしてしまってはマジでなんの意味もないぞ!!!いい思い出ではすまない傷を負うことにもなりかねないよ。と、思ってしまったのはやっかみでしょうな。